トニイ・ヒラーマン 『コヨーテは待つ』
ナヴァホ警察シリーズ11作目。
この作品はトニイ・ヒラーマンのシリーズ中、僕の大好きなものの一つです。
なんといっても、西部劇の悪役ヒーローである、“ブッチ・キャシディ”が重要な役割で語られています!!
ブッチ・キャシディといえば、ポール・ニューマンとロバート・レッドフォード主演の映画「明日に向かって撃て!」です。こんな題名だけでも、ワクワクする方は多いはずですね。
ブッチ・キャシディは南米で銃撃を受けて殺されたというのが通説ですよね。しかしこのストーリーには、僕の知らなかった一説、ブッチ・キャシディは生きてナヴァホ・インディアンの保留地に現れていた!!!という話が残されているらしいのです。
そういうサイドストーリーとともに、僕たちウエスタンブーツ好きにはたまらない一節が登場します。
主人公の一人であるリープホーン警部補が、捜査の途中で昔なじみの保留地内の交易所に立寄る場面が紹介されます。
その交易所の主人に出された“ジャスティン・ブーツ”のロゴがあるコーヒーカップによって、カウボーイブーツについての想い出を回想するシーンです。
これを読むと、いつも僕は感動してしまいます。ウエスタンブーツ/カウボーイブーツに対する主人公の思い入れ、単なるモノであるブーツから、人生を感じる一節です。
ぜひ、一度手に取られてお読みください!
ハヤカワ・ミステリアス・プレス文庫68番 77ページに書かれています。
現在は新刊では入手できませんので、古書店などで購入するしかありません。
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この記事へのコメント
そうでしたか、ここ最近毎日いろんな本屋さんに行っては
「トニイ・ヒラーマンの著書なのですが・・」と探しても
無い訳ですねw一度手に取って見てからにしようと
思ってましたがブッ○オフかAmazonを利用しますかw
先日はトニイ・ヒラーマン本の感想へ、コメントありがとうございました。
私はトニイ・ヒラーマンの作品をまだ4冊しか読んでいなくて、ここで紹介されている作品はまだ読んでいません。なかなか出合えませんが、是非読みたいです!
ジョー・リープホーンに会いたいですね。
それから、こちら、とても素敵なブログですね。私はウエスタンブーツどころか、ファッション関係は全く無知なのですが、楽しく読ませていただきました。「ロウソクはブーツに合わない」というくだりにはクスリとさせていただきました。なるほど(笑)。
大好きなものやことにとことんな人は素敵だなぁ~と思います。
これから、楽しみにさせていただきますね。よろしくおねがいします。
ロウソクはロウソクでも仏壇用の例の真っ白で細いろうそくでしたから、似合うはずないですよねー。ある程度雰囲気もひつようでした。
僕もまた訪問させていただきますので、よろしくお願いします!
「コヨーテは待つ」読みました!
おもしろかったです。
ジャスティン・ブーツのくだりではしずきさんのこと思い出しましたよ~
感想文というより、本の紹介文になってしまったのですが、TBさせていただきますね。
あ、でも、私のブログはうまくTBできないことがあるので...
このコメントが宙に浮いたらゴメンナサイ。
でばでば