トニイ・ヒラーマン『黒い風』

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カウボーイブーツが不自然に置かれている犯行現場から、この物語は始まります。
前回おはなししたリープホーン警部補とは違った主人公のジム・チー、ナヴァホの警官であり呪術師でもある青年が活躍します。

 ずっとカウボーイブーツはカウボーイっぽいファッションの象徴くらいにしかとらえてませんでしたが、トニイ・ヒラーマンを読みはじめてからはとらえ方が少しずつ変わってきました。
 ウエスタンブーツを毎日のように履いていても、カウボーイじゃない自分に気がつくと、俺は偽物なんじゃないの?単なるコスプレ?なんて考えたこともありました。
 でもこの物語のように西部劇では敵方だったネイティブアメリカンの人たちが履いているウエスタンブーツの自然な描写によって、ヘンなこだわりは飛んじゃいました。
 日本人が履いたっておかしくないなー、好きなものに理由はないし。
もっと自分流のカウボーイブーツ感を大切にしよう!と考えるようになりました。
そしてそのうちに、僕はカウボーイじゃないから、さしずめこれは、カウボーイブーツじゃなくサムライブーツだな!と思うようになって今日に至ってます。

この小説は1982年に書かれておりますが、僕は1995年のミステリアスプレス刊で読みました。
あとがきによると、ロバート・レッドフォードが映画化したとのことです。
残念ながら僕はまだ見ていません。







 
 

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